33歳女性。コークランゲージセンターインターナショナルに春に4週間の短期留学。
33歳 女 設備設計(現在も)
Cork Language Centre International 2001年2月(4週間)
留学費、遊興費、お土産代全て含んで、50万円くらい
目的は、高校の頃から”留学”に漠然と憧れていたので。私は結婚してますが、子供を持つ前にできれば留学を実行してみようと、企んでました。また、仕事も海外部で英語が必要だったので、日本で勉強を続ける一方で、留学も一つの上達手段と考えてたので。
アイルランドについては、全くどんな国か判らず、アメリカやオーストラリアよりは日本人が少ないのではと、考えて。また、留学費用も安かったので。
大学時代からアジア諸国を貧乏旅行してましたが、その都度思ったことは、どの国も大都市よりは、地方都市の方が環境も良く、人々の人柄も良かったので、ダブリンよりはコークの方が、良いのでは、という単純な理由でコークに決めました。また、Cork Language Centre International は、規模的に大きいのでいろいろな人と出会えるのではないかと、判断したので。小規模の学校で気の合わない人がいると、4週間も顔を合わせるのは辛いのではないかと思っていました。
学校自体については、4週間くらいしか居なかったので、悪いとも良いとも判断できません(ステイ先に関するトラブルも無く、学校内についても、特に何も問題無くて、積極的に学校側と接触することが無かったので)。
学校の先生は、私はラッキーなことに大変良い先生に巡り会えたと思ってます。中学高校の時の英語とは全く違う授業で、本当に毎日楽しかったです。先生によって授業の進め方が違うようなので、そのやり方に合わない人は私達のクラスに流れて来たりしてました。
日本人の数が少ないと思って行ったアイルランドでしたが、大学の春休みと重なった(2月頃)せいか、私達のクラスは12人中日本人が6人くらいになることもありましたが、私は特に問題には感じませんでした。みんな英語の勉強を一生懸命しに来てた人達ばかりだったので、私には励みになりました。授業が終わると、日本語に戻ってしまうこともありますが、他の国の生徒が居ればがんばって英語で話してました。かえって、他の国の人達の方が国同士で固まって話し込んでる姿の方が多かったように思えます。
授業自体は楽しいものでしたが、他の生徒とはそれほど親しくなれませんでした。歳が平均的に20歳前半という人が多く、またラテン系のノリの良さも私には着いて行けませんでした。それでも学校の規模が大きかったので、中には気の合う人も居ました。気の合った人は、年齢的にも同じ、仕事を続けながらの留学という点で共感が持てたので、お互い拙い英語ながらどうゆう仕事をしてるかなど、日本人の友人と同様の感覚で話すことができたのが嬉しかったです。
ホストファミリーには、4歳と6歳の女の子2人が居た上に、更に近所の子供を預かったりして、平日は家に帰ると動物園と化してましてましたが、子供達の英語を聴くだけでも結構勉強になりました。
マザーは、まだ36歳でしたが、子供達の世話で毎日が戦争って感じでしたが、私との会話も大切にしてくれました。家に帰ると必ず、「今日はどうだった」と聴いてくれるので、その日のことを話すとこちらの話しをよく聴いてくれました。また、必ず「今晩はどこに飲みに行くのか?」と訊かれるのは、少々負担でした。家に帰って宿題を終えると、すっかり疲れ果てて毎日10時位に寝てしまうのが日課だった私は、あちらの人にとっては少々変人だったみたいで、ある時マザーに「友達が居ないのか?」と心配されました。確かに友人は少ないけど、そんな毎日毎日出かけられないよ〜って思っていたら、他の生徒も似たような事を言われてたようです。
お昼ご飯は、最初は学校の人達が溜まっているパブに行ってたのですが、混んでるし、あまり美味しくなかったので、一人でよく別行動をしてました。午後の授業に間に合うように、20分くらい歩いたところのパブで、”今日のスープ”と言うのをよく食べてました。パブによって様々なスープがあったので、毎日の食事が楽しみでした。日本人で1人でパブに入ると、ちょっと珍しがられて、話しかけられたりするのも、楽しかったです。食事の後は、インターネットカフェに寄って、5分くらいメールを送ったりして、午後の授業に駆け込んでました。授業が終わると、街をブラブラしてのんびり家に帰って、おいしい手料理を食べてと、毎日極楽の日々(日本では会社から帰ると料理したり、洗濯したり、と忙しいので)でした。
週末は、4週間のうち3回しか無かったので、1回目は1人で近場の観光地をバスで行ったり、2回目はフランス人の友人とキラニー公園に行ったり、と出歩くことが多くて、ホストファミリーと過ごすことは少なかったです。アイルランド人の大雑把さを嫌う人も居ますが、私にとっては、良い意味で”アバウトな人々”でした。
また、田舎に行くほどに、優しい人が多かったです。日本人の友人と西海岸の田舎町へバス旅行をしましたが、何も情報も無いままに、その町に着いたので取りあえず、本屋で地図を探しまたした。その時に、気軽に話し掛けてくれたおじさんが、どうも店主だったらしく、「この地図を持っていきなさい」と1つ頂きました。てっきり無料と勘違いした私達は、もう1つ手に取って、「サンキュー」と言ってその店をあとにしました。いざその地図を見ながら観光を始めたら、なんとその地図は50¢するものだったのです。慌てて、その店に戻りましたが、店主は既に去っていたので、レジのお姉さんに事情を話したら、「彼が良いと言ったんだから持っていきなさい」と言ってくれました。 また、田舎の人ほど、気軽に話しかけてくれました。
あと、あちらの礼儀だと思いますが、お店などで先に扉を開けた人は、その後に続く見知らぬ人のために、5秒くらいは開けて待っててくれる人がたくさん居ました。老若男女に関わらずです。またお年寄りになると、バスの中でも教会の前や救急車が通ると胸の前でクロスを切ったりするとことなどは、軽いカルチャーショックを受けました。
困った事:ありません。 ほとんど困ることは無かったです。ただ、お風呂とトイレが一緒になっていて、家族の人数が多かったりすると不便かも。私は便秘がちだったので、あまりトイレを占領しないように体調には気をつけました。
アイルランドの生活は、自分には非常に合っていて、何を食べても美味しいし、コークの景色も美しく(学校は坂の途中にあってその坂を登りきったところからの景色は絶景、単に観光コースを歩いてるだけでは気が付かないでしょう)、素晴らしかったです。特に、レストランでは日本の塩・しょうゆ・砂糖などがテーブルにあるように、アイルランドではケチャップの他にビネガーもあって、お酢が大好きな私には文句無く幸せな日々でした。はじめてのヨーロッパ体験がアイルランドだったのは、非常に良かったと思ってます。人々は親切だし、好景気だったこともあって街には活気があるし(多分他の欧州諸国だと歴史が重苦しすぎた・・・?!)。友人が少なくて1人で行動する割には、見るもの、出会う人々に発見する事が多くて、今でも思い出すことは楽しかったことばかりです。
友人と一緒に留学する人は別として、もし1人で留学するとしたら、その方に言いたいことは、知らない土地で1人でも寂しさに耐えられるかどうかを、行く前に肝に命じて欲しいと思います。1年近くも留学している日本人の方と話した時、彼女は、「気の合う友人が見つかる、ということは非常にラッキーだと思った方が良い」と言ってました。彼女の英語のレベルは、日常会話には殆ど苦労することのないレベルでしたが、それでも本当に気の合う人というのはできなかった、と言うことでした。人にもよるのでしょうが。
語学学校には様々な国の人が集まります。言うまでもありませんが、国が違えば考え方も異なる、国が一緒でも全く気持ちが通じない人もいます。積極的に学校の催しなどに参加して、自分の気持ちを素直に表現したり、学校以外にもアイリッシュダンスを習ったり、ホストファミリーと積極的に話したり。それでも、気があう友人ができない時は、「そんなもんだ」と思って1人でいることを謳歌しましょう。 自分が自然体で行動していれば、多分そんな自分に共感してくれる人も、そのうち現れる、と信じましょう。 自暴自棄にならず、自分が英語を勉強する目標をしっかりもってがんばってください。
インターネットでアイルランドを検索していたらニチアイのHPを発見したのが、学校を既に決定して自分で学校案内まで取り寄せてしまった時期でした。学校への入学申請など、仕事の合間にするのは少々面倒だったこともあり、取りあえず申請だけお願いしようと思って、新宿での説明会に参加しました。
説明会では、各学校のほんとに「今」の情報を得られて良かったです。私が行こうとしていた学校が、年齢層が低いという情報もこの説明会では聴いてましたが、その時はあまり考えに入れずに決めてしまったことは少々反省してます。今度行くときは、小規模の学校に行ってみたいと思ってます。
また留学中にもニチアイのサービスについての郵便がきて、通常よりは安く航空便で荷物を日本に送れるサービスも利用させて頂いて、本当に助かりました。
ニチアイ Nichiai Ltd
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