21歳女性。大学の春休みを利用して、初めての海外渡航でコークの中規模校ACETに6週間の留学をし、ホームステイ滞在。
21歳、女、大学生
Active Centre of English Training
2月10日~3月21日(6週間)
飛行機代…約14万円(成田-アムステルダム-コーク/ダブリン-アムステルダム-成田)
授業料…€1110(185×6)≒155400円
ホームステイ…€1050(175×6)≒147000円
生活費(滞在費、通学費(バス)、お土産、旅行代など)…約13万円(現金・キャッシュパスポート・クレジットカードに3分割して用意しました。)
保険…約1.5万円
(€1=140円で計算しています。)
その他、初めての海外渡航だったのでパスポートの取得、スーツケース、必要な洋服代など準備にお金のかかることが意外と多かったです。
大学入学時より、在学中の時間のあるうちに留学をしてみたいという漠然とした気持ちがあったから。また、英語の読み書きの能力は自信があったので、そういう知識的な利用だけでなく喋るものとして英語を利用してみたくなったから。
留学するならヨーロッパに行ってみたいと思っていました。最初はイギリスに対して憧れがあり、イギリス留学を考えていましたが、大学の英語の教師がイギリスはアングロ=サクソン系の文化であるため、同じアングロ=サクソン系のアメリカ的な近代化をした日本の都市部と街並みが似ていて楽しめないと言われました。(かなり極端な意見ですので個人差はあると思います。)また、イギリス物価が高そうだったこともあり他のヨーロッパの国を探したところアイルランドを知ったため選びました。また、もともとケルト的な音楽が好きだったのでそのことも大きな要因でした。
最初はあまり人が多い学校は自分の性格上合わないと思っていたので、小規模校を中心に検討していました。しかし、ニチアイの説明会で中・大規模校のメリットを知り、授業時間が比較的長いわりに、授業料が安い学校の多いコークから選んだ結果、ACETになりました。またアクティビティが充実している点も魅力的でした。(結局一度もアクティビティには参加しなかったのですが……)また、コークにはニチアイのオフィスもあり安心できると思ったからです。
学校はcity centreに近く便利な場所にありますが、路地を少し入ったところにあるので静かに過ごせます。授業はどの先生も評判がよくクラスが変わっても不安になることはありませんでした。比較的大きな規模の学校ですがアットホームな感じでほとんどの生徒や先生と一度は話せよかったです。(私が行ったのが夏の繁盛期でなかったことも理由ですが。)校長先生や事務の方も生徒一人ひとりの名前を覚えていることにも感心しました。
ステイ先は初老のホストマザー一人のお宅にお世話になりました。最初は私一人でしたが、2週目からはフランス人の女性(同じ学校)が来て、またホストマザーの友達が毎日のように夜遊びに来たり、彼女の元夫、息子、孫、犬が夕食を食べに来たりしていたので適度ににぎやかに過ごしました。ステイ先から学校はバスで約10分、徒歩で40分くらいのところにありました。ホストマザーは優しい方で、朝は起きるのが彼女は遅いので会いませんでしたが、夕飯のときはその日の学校のこと、日本のことを興味深く聞いてくれ楽しかったです。彼女は私を本当に大切に扱ってくれ、母親のような存在でした。また、最初の2週間はバスで定期券を買って通学していたのですが、想像以上に高く(1週間で€18くらい)、節約したかったので3週目からは同居のフランス人の女性と徒歩で毎朝通学していました。
コークはゴールウェイのように観光客でいっぱいになることはなかったし、ダブリンのように人が多く雑多な感じもなく、すっきりしていてコンパクトな都市で過ごしやすかったです。また、街の人々は優しくガイドブックを持っていると必ずと言っていいほど困っていないか尋ねてくれました。
コーク訛りは確かに強く地元の人の言っていることを聞き取るのは難しかったですが学校の先生は標準的なので問題はありませんでした。比べてゴールウェイとダブリンの言葉は(どちらも観光だけの滞在なので定かではないですが)聞き取りやすかった気がします。
バスが発達しているのでバスで日帰りで出かけたり、ニチアイのツアー、ゴールウェイへの旅行、パブへ行ったり、家でゆっくり過ごしたり、したいことを存分にしていました。また、3月の17日はセント・パトリックデーというお祭りで平日だったのですが学校も休みになり、街中が大変盛り上がり数回あった週末の中でも印象に残っています。
困ったことは5週目に学校のクラスの先生が代わり、全くその先生に馴染めなかったこと。明確な理由がわからないのですが、どうしても受け入れられない先生がいてそれまで楽しかった授業が全く楽しく感じられなくなってしまいました。加えて、その週からフランス人の高校生が団体で入学して、落ち着いていた学校が急にうるさくなってしまいペースを乱されてしまいました。結果授業に出るのが辛くなってしまいました。そんなとき、多くの友人やホストマザーが慰めてくれました。みんなのアドヴァイスで学校に相談すると週の途中にも関わらずクラスを変えてくれました。その対応のよさにこの学校にしてよかったと心から思いました。
良かったは上記の困ったこと以外、毎日が充実していたこと。友達もたくさんできたし、毎日学校が終わった後街に出ることで新しいものに出会えました。また、今まで試験のためだけにしか使わなかった英語を生活するために話すことを通じて使うことができたのが、何か新たに文法事項を学ぶよりも嬉しいことでした。ちなみに6週間で一番伸びたのはリスニングで、全くできなかったTOEICの問題がほとんどわかるくらいになりました。(ただ、さらにレベルの高い問題や街中で話している人の会話はほとんどわからないです。あと、あくまで個人意見です。)いろいろ恵まれていていたと言えるのですが一番よかったのはステイ先だったと思います。周りの友達の話を聞いていると必ずしもステイ先が素晴らしいものではないようでした。私のホストマザーは素敵な方で、私が日本へ帰る際に私の鞄にこっそり手紙を入れるというサプライズをしてくれて、そういう彼女の愛情を受けられ、他人、しかも国籍の違う人から優しくしてもらえるという経験が一番のこの留学の収穫だといえるかもしれません。
これから留学する方は一つでも英語の強みを持っておくといいかもしれないです。周りの留学生はみんな、それぞれ苦手な分野もあるけれど得意な分野もある、といった感じだったと思います。(私の場合、スピーキングとリスニングはまるきりダメでしたが、文法は得意だったので授業はそれほど苦ではありませんでした。)
また、日本人が少ないことがアイルランドの魅力であり、私も渡航前は日本人が全くいなくても構わないと思っていましたが、結果的に私の留学を支えてくれたのは同じ学校にいた日本人の友達でした。初め慣れなくて、不安でいっぱいの頃、彼女は様々のこと教えてくれ不安を解消してくれました。同じ日本人の方が英語を話している姿を見るのもすごく刺激になります。ですので、少しでも不安がある方は日本人が全くいない環境に拘らなくてもいいと思います。
また、私が滞在した2月の頭は毎日天気が悪く、嵐のような大雨も少なくなかったのでレインブーツが必須と思いました。私は持ってなかったので結局現地で購入しました。
あと、簡単な家計簿をつけていたのでいろいろ節制すべきと気付けたり、逆に行きたいところがあった場合どれくらい余裕があるのかわかったりしたのがよかったです。
ほとんどメールでのやり取りでしたが、つねに迅速な返信と細かな説明があり頼もしかったです。説明会でも多くのことを教えていただけてよかったです。コークのオフィスとミニツアーでもお会いでき、そのときもアイルランドに関する知識を知ることができたのがよかったです。初めての海外渡航で分からないことだらけでしたが、国際送金の仕方の説明やフライトの日程に関するアドヴァイスは大変有用なものでした。本当にありがとうございました。
ニチアイ Nichiai Ltd
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