29歳女性。コークの大規模校コークランゲージセンターインターナショナルにクリスマス休みをを挟んで8週間滞在したあと、ワークエクスペリエンスを体験。
年齢:29
性別:女
留学前の職業:日本語教師
学校名及び期間:Cork Language Centre International
2005年12月5日〜2006年2月10日(8週間)
予算:約150万
飛行機代:12万
留学の目的:英語力アップ、外国語指導法観察、Working Experience
アイルランドを選んだ理由:イギリスは既に滞在経験があったので、イギリス以外のヨーロッパ内の英語圏の国として選んだため。以前の2度のアイルランド旅行で素朴な人柄や土地に好印象を持っていたため。
Working Experienceプログラムがあったので。
学校:
レベルやクラス変更などが迅速で、先生・職員ともよく相談に乗ってくれ、すぐに対応してくれた点がよかったと思います。時期にもよると思いますが、私がいた頃はクラス内の国籍のバランスもよく、先生方も専任講師に受け持ってもらえ、質が高く、興味深い授業でずっと飽きることはありませんでした。学校内にもコーク内にも日本人も本当に少なく、常に数えるほどでした。ただ、アイルランドはどこもそうですが、授業料は本当に高いと思いました。
滞在先:
ニチアイさんに手配していただいたハウスシェアでした。入れ替わりは激しかったですが、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン等から来たハウスメイトたち(他の学校の学生や社会人)との生活は本当に楽しく、刺激的で充実した毎日を送ることができ、この滞在方式を選んで正解だった思っています。環境も静かで美しく、学校へも徒歩25分程で行けました。
生活の感想:
やはり雨が多く閉口しました。あとは物価が高いことが印象的です。英語もイギリス英語ともアメリカ英語ともまた違った独特感があったと思います。Working
Experienceが始まってからは、授業とはまた違った素晴らしい理想的な環境でメリハリのある日々を送ることができました。
業務内容:
英語学校受付として、学生・来訪者への応対、取次ぎ。新入生受け入れ案内、講師ー教務部間の補助、ペーパーワーク、ファイリング、世界各国の留学エージェントとの連絡補助。校内ポスター、修了書他生徒への配布物の作成、エクスカーション引率(映画館・CorkCityGoal・Beamish
Brewry等) TOEIC試験監督等、学校事務業務全般。
近郊への日帰りや一泊旅行、自宅でハウスメイトたちと過ごす。お気に入りのパブで友達うや同僚と語る。バスで20分ほどCurreharn Parkのドッグレース。これは本当にオススメではまりました。ガイドブックにもなく、あまり知られていないようで残念。いわゆる競馬の「犬版」ですが、1ユーロから賭けれるし、入場料の元もしっかり獲って帰れるうえ、室内のパブも雰囲気がよく、子供達も普通にギャンブルやってることにびっくりしましたが、いたって健全な場所でした。レディ−スデーなど入場料割引サービスデーなどもあり、防寒着さえしっかり持っていけばすごく楽しめると思います。
困った事:
ビザ延長に当たり、警察署で銀行口座開設を要求されたのに、学校のレターを持って指定の銀行へ行き開設するということを知らず、自力で各銀行を回りことごとく拒否されたため、日数を食い、結局、その後銀行からアポイントで指定された日にはビザが1日切れてしまっており、銀行も開設できず、警察でも「まず銀行へ」の一点張りで、たらい回しのピンポン玉状態に陥ったこと。結局その後のworking
experienceの業務上、自身の経験が学生への応対に役立ちマニュアルも重宝されましたが、外国人登録局の対応には本当に泣かされました。
あとは、帰国1ヶ月半前になって、ずっと住んでいた家から立ち退き要求(?)されたことです。「明日中に2軒先に引っ越して」と充分な説明もなく無理難題を言われ、同居人全員で不動産業者へ押しかけ、言い争った末、結局1週間の猶予をもらってしぶしぶ引越しさせられたことです。
良かった事:
各国の若者とのかけがえのない出会いと就労経験ができたことです。本当に私の性格や希望に合った職場だったので、忙しい日々でしたが、充実した毎日でした。同僚に恵まれ、誕生日を祝ったり祝われたり、パーティーや自宅に呼んでもらったり、旅行をしたり、パブへ行ったり、とにかく飛ぶような日々で、任期が切れるのが寂しく本当にずっと働き続けたかったほどでした。
小さい町なので、観光やバカンス半分で来てる学生の中には遊ぶ場所がなく、「すぐ飽きてしまう」という人も多くいました。でも、田舎好きの私には、コークは都市とも言えず、田舎も近く、町の中心部で誰かしら常に知った人と出会って挨拶するというような、心温かくなる町で、何ヶ月いても飽きるということはありませんでした。お気に入りのパブもいくつかあり、本当にいい思い出です。これだけは人それぞれの好みの問題だと思います。
あと運転免許証がある人は持っていったほうがいいと思います。左側運転で運転しやすいこと、レンタカーも比較的安い値段のものがあること、何よりアイルランド国内観光に不可欠だと思います。
海外生活に限らずですが、いつも自力で自力でと力まず、困ったことがあれば誰かに話して頼るということも、今回教訓になりました。
携帯や電気製品の貸し出し、本の無料貸し出しや、インターネットの格安使用サービス、お土産品の販売、ビザや生活に関する相談、アドバイス、ミニツアーなどなど、ほぼ全てのサービスをフルに利用させていただき、本当に感謝しております。日本人が少なく(滞在期間が短く)、コミュニティがないためか、在留邦人間の便利なシステムが存在しない中で、便利で活用的で信頼できる唯一の機関であり且つ常に開放的で、気軽に訪れられる気さくな対応をしていただきました。ミニツアーの行き先も、私にとっては穴場的で魅力的な選択で、しかも良心的な価格で今でもよい思い出です。ビザの延長問題の際は大変ご心配をおかけしました。高木さんのアドバイスのおかげで乗りきることができました。ただ、家賃の支払に関して、不動産業者との関係でやむを得ないのかもしれませんが、いつも数ヶ月まとめて請求されたので、大金を下ろしたり持ち運んだりせざるを得ず、困惑しました。
ニチアイ Nichiai Ltd
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