24歳女性・大学院生。卒業前の休みを利用して、コークで一番の大規模校 Cork Language Centre International に3週間の短期留学。
24歳、女、大学院生(卒業前の休みを利用)
学校名:Cork Language Centre International
期間:2006年2月〜3月 3週間
*Cork Language Centre International
授業料 EUR 594.00(@198×3週間)
滞在費 EUR 478.00(@150×3週間+@28×1泊延長)
登録費 EUR 65.00(滞在先手配料)
合 計 EUR1137.00
飛行機代金合計 ¥101,270
大学院の卒業後、仕事で英語が必要になることが分かっていたので仕事を始める前に向上させておきたかったためです。
アイルランドには以前から漠然と憧憬を抱いており、ヨーロッパ好きな私にとっては非常に魅力的な旅行先でした。イギリスと比べて日本人も少なく、物価も高くないというのも決定的でした。
まずどの町にするかを決めたわけですが、いろんな町を見ていく中で首都ダブリンに対して反骨精神があり、また独自性の強いコークという町に強く惹かれました。いろんな国の人と交流を持ちたかった私にとって、大きめの学校の方がいいだろうというニチアイの方のアドバイスを受けてCork Language Centre Internationalに決めました。
学校:
1週目は、クラスには私以外にもう一人日本人の女の子がいましたが、2週目以降は日本人は私一人でした。他のクラスにも日本人は2人ないしは3人という感じで少なめなようでした。
クラスの構成はスイス人、スペイン人、ドイツ人、フランス人とまんべんなく偏りがありませんでした。クラスの人数は1週目が7人と少なかったのですが、2週目以降は11人と少し多めでした。しかし、担当してくださった先生が生徒を授業に引き込むのがとても上手で常に生徒をentertainしてくださる素晴らしい方で、4時間の授業中飽きることが1度もありませんでした。そのおかげで3週間という短い期間にもかかわらず私の英語力が確実に向上したのを感じました。特にspeakingの力が伸びたと思います。いつもcollocation(どの言葉をどの言葉と一緒に使うか)の重要性を強調し生徒に意識させており、このことによって私のボキャブラリーは効率的に増え、話す英語がより自然になったと思います。週末には必ずその週に習ったことに関するテストがあり、その結果に応じて先生が個別に相談をしてくださり、不安に思っている点などを解消してくれました。
長期間この学校にいた子達(何人もの先生の授業を受けている)の話では、私の先生だけでなくどの先生も優れた指導能力をもっているということでした。また、この学校に来ている生徒たちは大学を卒業したばかりで留学準備中であるとか、もうすでに働いているという人たちが多く、皆モチベーションが高く熱心に英語を勉強しに来ていたため、真面目に英語を勉強したかった私にとって非常にいい環境でした。
1日の授業で学ぶ内容が密度の濃いものだったので、私にはgeneralコースだけで十分でした。午後は友達とランチを食べ、行きたい所へ行ったり、カフェでお茶をしたり、その間にもその日授業で習ったイディオムや単語を意識して使うようにして楽しく復習することができました。先生にも友達にも恵まれ、私はこの学校を選んで本当によかったと思います。
ステイ先:
私のステイ先は、コークの中心地から徒歩で30分、バスで15分ほどのところにありました。70歳近くの老婦人と彼女の息子(30代)の二人がいる家庭でした。部屋は8畳ほどでベッド2つとタンスとクローゼットがありましたが、肝心の机がなく1週間の交渉の後ようやく机と椅子を部屋に入れてもらえました。
食事は私の要望にあわせて夜は魚を出してくれました。たまに白米も出してくれました。ただ、味はいつも塩味だったので、途中から近くのスーパーでシーズニングをいくつか買って自分でアレンジしていました。朝はパンと野菜と紅茶を自分で用意して食べていました。正直言って、ホストファミリーと言うよりはホテルでした。朝も夜も一度も食事を共にすることがなく、朝も学校に行くまでにファミリーが起きて来ることは珍しかったです。いつも同居していたスペイン人の子と一緒に食事しました。ホストマザーも息子さんも1日のほとんどをテレビを見て過ごしており、ほとんど会話というものがありませんでした(学校の友達は何人か似た状況のようでした)。それでも一緒にいたスペイン人の子がとても陽気で意気投合したのでステイ先での生活も楽しいものでした。
ただ、帰国前日の夜にステイ先に泥棒が入るという非常にアンラッキーな出来事がおきました。私は幸い何もとられずに済んだのですが、スペイン人の子の部屋は荒らされ、タンスの中に隠してあったお金をとられてしまいました。ホストマザーは帰宅した私たちに満足な説明をしてくれず、その対応はまずいもので、結局非常に後味の悪いものとなりました。
学校で友達になった子達と小旅行や泊りがけの旅行に出かけました。友達になったのは同じ時に学校に入った子達です。1週目はバスで片道で2時間ほどのBantryという町へ行きました。あまり有名な観光地ではありませんが、天気が非常によく牧草の緑と海の青、雲の白と空の青がきれいだったのがとても印象的でした。みんなで特に何をするでもなく町を歩き回って、その道すがらいろんなことを話し合いました。知り合って間もない私たちにとって素晴らしいスタートとなりました。
2週目の週末はモハーの崖を通りつつゴールウェイまで1泊2日の旅行に行きました。レンタカーを借りて行ったため、バスの時間を気にすることなく、自由気ままに旅をすることができました。モハーの崖ではあいにくの悪天候で見終わった後には全身びしょぬれになりましたがそれも今ではいい思い出です。車の中でそれぞれの国の社会情勢や政治、恋愛までありとあらゆることについて語りあい、私たちはますます親交を深めることができました。
困ったこと:
ステイ先の電話から国際電話をかけることを許されなかったため、夜に連絡を取りたいときは困りました。携帯電話を持っていけばよかったなと思いました。学校の友達もほとんどみんな携帯を持っており、携帯で連絡を取り合っているので、持っていると便利だったと思います。
良かったこと:
自分がopen mindedであったこと。おかげでたくさんの友達ができたと思います。ヨーロッパの人たちにとっていまだに日本は地球の果ての国であいまいなイメージしかありません。14時間も飛行機に乗ってアイルランドに来たというだけで関心を持ってくれます。文化の違い、国民性の違いについての議論は特に盛り上がり、彼らは興味津々です。日本人のシャイな態度は無関心であることを表していると勘違いされるようなので、恥ずかしがらず彼らの目をまっすぐ見て話をすれば、話もはずんでいい英語の勉強にもなると思います!
私のように、ステイ先には恵まれないということはもしかするとあるかもしれませんが、ステイ先に関しては運だと思いますし、また相性の問題でもあると思います。家に四六時中いなくてはならないと言うわけでもないですし、学校に行けば気の合う友達がたくさんいますから、そういうことは割り切ってせっかくのアイルランド滞在を楽しんだ方がいいと思います。
問い合わせ・申し込みが直前だったにもかかわらず、丁寧かつ徹底的な対応をしてくださり、おかげさまで大変満足のいく3週間となりました。現地でも突然の訪問にもかかわらず温かく迎えてくださり、ニチアイを通じて留学してよかったと心から思っています。本当にありがとうございました。深く御礼申し上げます。
ニチアイ Nichiai Ltd
87 South Mall, Cork, Ireland.
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