27歳女性。9ヶ月の長期留学で、大学付属からホームテュイションまで5つの学校を経験。
年齢 27歳 性別 女性 留学前の職業 会社員
留学期間は2003年3月末〜12月末の9ヶ月間
○ University of Limerick 2003年3月末〜 11週間
○ The Dublin Language Institute 2003年6月末〜 9週間
○ Galway Language Centre 2003年9月始め〜 3週間
○ Limerick Language Centre 2003年9月末〜 10週間
○ English in Tipperary 2003年6月と12月に各2週間、計4週間
〔授業料、ステイ費〕
全て込みで220〜230万を考えていましたが、私が換金するときはいつもユーロ高だったので、実際は250万くらいかかったと思います。
○ 留学の目的
長年、日本の英会話学校に通っていましたが、あまり実力が伸びず、それならいっそのこと海外で英語を勉強し、英語が「話せる」と言える程度まで会話能力を伸ばしたかった。
○ なぜアイルランドを選んだか?
大学時代にイギリスに短期留学していたことがあり、イギリスが好きだったので、イギリス英語を勉強したかったのですが、イギリスよりアイルランドの方が安そうだったので。また、アイルランド独特の文化や、ホスピタリティーに惹かれたので。
○ University of Limerick
設備が整っていること、カリキュラムがしっかりしていること、あと国際学生証を早めに取得したかったので。
○ The Dublin Language Institute
夏は落ち着いた環境で勉強したかったので。
○ Galway Language Centre
Limerickにいる間に、Galwayに一度旅行に行き、そのときの街の雰囲気が気に入ったこと、学校の評判がよいと聞いたこと。
○ Limerick Language Centre
ケンブリッジ検定の勉強をしたかったので。
○ English in Tipperary
普通の語学学校では、自分がもっとも苦手としている会話の練習が不十分と思ったこと、2002年11月の留学説明会で、先生の一人Joyceと会って話をしたことがあり、Joyce先生となら中身の濃いレッスンが受けられると思ったので。
○ University of Limerick
評判どおり、設備は整っていました。英語の勉強に関する設備(ランゲージ・ラボ、ビデオルーム、希望すればLanguage
exchange,等々)だけでなく、図書館や食堂、カフェテリアなどもあったので、放課後、語学学校の学生達たちと話す機会が自然と持てました。授業は、クラス分けが済んだ後、すぐにテキストとなる本をを選び(生徒が以前使用したのと全く同じテキストを使用することがないよう、先生がいくつか候補を持ってきて、その中から選びました)、11週間、そのテキストに沿って授業を行いました。ただし、木・金の2時間目は、テキストを使用しないレッスンでした。運悪く、私の担任だった先生の一人が病気で途中から長期休まざるを得なくなり、そのときの代理の先生に当たりはずれが大きかったりし、私にとってあまり満足のいくものではありませんでした。クラス分けは、私が在籍していた時には一般英語のクラスが4クラスありましたが、生徒全体の人数が少ない割に、1クラスの人数が多いので、同じクラス内でのレベルの差が大きかったと思います。ただ、Advancedのクラスの人たちは割と満足した授業を受けていたようでした。ステイ先は、はじめのステイ先になじめず、途中で変えてもらいましたが、そのときの対応はとても良かったです。事務の方は、波風が立たないように処理してくれましたし、私の希望をかなり聞き入れて下さいました。
○ The Dublin Language Institute
私が通った時期は、夏ということもあり、3クラス(lower-intermediate,upper-intermediate,advanced)ありました。授業は、先生が毎回テキストのコピーをくれ、それで授業をしていました。いろんなテキストから抜粋していたようです。はじめの1ヶ月はクラスメートたちの実力が私よりかなり上だったということもあり、ついて行くのは大変でしたが、実になる授業を受けられたと思います。その後、大規模なクラス替えがあり、クラス全体のレベルが下がったので、以前ほど満足できる授業は受けられませんでした。同じレベルの授業であっても、クラスメートのレベルによって先生は教え方を変えます。少人数の学校だと、仕方ないことかもしれませんが。やはり、この時期だからなのか、スペイン・イタリア人が多かったです。日本人もそれなりにいましたが、大体、日本人同士でも、みんな英語を使って話していました。あと、この学校は月〜木曜の週4日のレッスンをとって、アルバイトをしながら通っている生徒が多く、金曜は少人数でレッスンを受けることが多かったです。この学校は、ステイ先は厳しく選んでいるのではないかと思います。ほとんどの生徒が、自分のステイ先に満足していました。
○ Galway Language Centre
授業は、テキストがありましたが、貸し出されるような形で書き込みは禁止でした。私が在籍している途中に、ケンブリッジ検定を目指す多くの学生が来たこともあり、クラスの入れ替わりが激しかったです。ケンブリッジ検定コースをとっていても、ケンブリッジ検定コースは午後週2回で、午前中は一般英語の授業なので、午前中は試験の内容とは直接関係ないような事をやっていたりもしました。生徒は、やはりスイス・ジャーマンが多かったですが、彼らも英語を使って話していたので、特に問題はありませんでした。日本人も結構いましたが、日本人同士でもほとんど英語でしゃべっていました。
○ Limerick Language Centre
私はケンブリッジ検定(FCE)用のクラスに入りましたが、授業の内容にはかなり満足しています。1時間目は、先生が選んだケンブリッジ検定用のテキストを中心にした授業を行いましたが、担当の先生Alanは、FCE用のクラスを長く担当されている方なので、テキストで補えない部分も説明してくれたりプリントをくれたり、とても効率的に勉強ができたと思います。だからといって、勉強一辺倒に成りすぎず、ユーモアも混じった授業をしてくれ、飽きずに勉強できました。2時間目は、先生が替わり、スピーキング中心の授業でした。Alan先生は、試験のリスニング用にテープを貸し出してもくれましたし、試験直前には、試験のパートナーとの練習の時間も設けてくれ、役に立つアドバイスをいろいろいただきました。ライティングの宿題が出ることは少なかったですが、自主的にやって提出すれば添削して返却してくれたので、特に問題はありませんでした。ケンブリッジ検定の試験勉強をするためにこの学校を選んだのは、私にとっては大正解でした。この学校は、値段が安いこともあるのか、日本人はそれなりにいました。日本人が集中しているクラスもありましたが、学校自体の人数も多いし、クラス数も多いので、あまり心配する必要は無いのではないかと思います。
○ English in Tipperary
6月と12月に計2回行きましたが、どちらも非常に満足する授業が受けられました。私は、日本でJoyce先生とお会いしていたこともあり、2回ともJoyce先生宅にステイしました。授業は、通常、Mary先生と交互に教えて下さるそうですが、私が在籍していたときは、たまたまMary先生がホリデーだったりなどで、Joyce先生に教わることが多かったです。Joyce先生と過ごした時間が多い分、Joyce先生に関する記述が多くなってしまうのですが、彼女はとても博識で、私が一つ質問したら、その質問に対する答えだけでなく、そのことに関連する事をいつも教えてくれ、英語の勉強だけでなく、いろんな知識や考え方を知ることができ、そういう意味でもここに来て良かったと思いました。Joyce先生もMary先生も、本当に料理がうまくて、ステイ中に太ってしまったほどでした。Joyce先生は料理だけでなく、お菓子作りも上手で、彼女の作るデザートは絶品でした。私のわがままなリクエストの応えてくれ、フランス料理のレシピを見ておいしいシチューを作ってくれたりもしました。Joyce先生の家は、湖畔の大きな一軒家で、Mary先生の家は、牧場の中の大きな築数百年の家で、田舎でのんびりしたいという方に、どちらもお勧めできるところだと思います。金額はもちろんそれなりにしますが、その金額分の価値はあると思います。どちらの先生も、この仕事を好きで、誇りを持ってやっているという方々なので、自分から積極的に話したり質問したりすれば、それに応えてくださる先生方です。授業で解らなかった事を後で聞けるのはもちろん、夜テレビを見ている時に、意味がわからなかったらその場でJoyce先生に聞いて教えてもらったり、そのことに関して翌日改めて質問すれば、補足説明も交えて教えてくださったりと、いつでも疑問点を解決でき、英語力を高めることができる環境にありました。
留学した当初は、よく旅行に行っていました。University of Limerickにいたときは、学校内で土日もネットできたので、ネットをしたりすることも多かったです。語学学校の友達のアパートメントに遊びに行ったり、そこでみんなで飲んだりもしました。
一番困ったことは、物価の高さです。私が留学を決めた頃よりユーロ高になったことも、物価が高いと感じた原因の一つですが。また、洗濯物の事でホストマザーを怒らせてしまったことがあり、そのときもどうしていいか分らず困りました。そのホストマザーは、私が毎日洗濯物を出す=こまめに洗わなくてはいけないと思ったようで、「あなたの洗濯物を全部洗うのは私の仕事の中に入っていない」というようなことを言われました。洗濯するのは週1回、という家庭が多いので、洗濯物を出すタイミングも気をつけなくてはいけないのだなと思いました。
英語の勉強だけでなく、海外に長期間滞在して、日本の良さをまた違う視点から見られたことが自分にとって非常に有意義でした。英語の表現なども、海外で勉強しているからこそ学べたようなことも多く、英語圏に来て英語を勉強して正解だったと思いました。英語圏で当たり前の表現が、案外日本で習っていなかったり、習っていたことと違っていたりし、そういう発見がとても新鮮でした。
留学してすぐにすぐ英語力の伸びを実感できるということは、私の場合は難しく、そのため留学してよかったんだろうかと留学当初は不安に駆られましたが、留学して、英語力は少しですが確実に以前より上がったし、来てよかったと思います。すぐに成果を求めず、焦らずやっていけばいいのではないかと思います。
面倒なことも親切に対応していただけましたし、引越しの時にお手伝いしていただいたり、スーツケースを日通便で送りたい時に荷物を集荷にきてくださったり、車がないと行けないようなところにあるパブに連れて行っていただいたり、等々、よくしていただき、大変お世話になりました。ありがとうございました。
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