17歳女性、高校生。夏休みを利用して国立公園に囲まれたキラーニーの学校に4週間の留学をしてホームステイ滞在。
１７歳、女、高校３年生
Killarney School of English、４週間（７月３１日～８月３１日）
約５０万円。飛行機代（ＫＬＭ）が１８万円。ホームステイ代（三食込）と４週間分の授業料（午前クラス＋アクティビティ一１週間分）で２８万円。あとはお小遣いです。
アイルランド行きのきっかけは音楽です（ケルティックウーマン。ケルトの楽曲をクラッシックにおこして表現する、アイルランド出身の女性で構成される音楽グループ）。“素敵な人たちだな、何処の国の人なのかな、何がこの人たちをこんな風にしたんだろう”と、漠然と思ったことが始まりでした。留学の目的は、調べていくうちに、アイルランドという国がどんな国なのか、とても気になったからです。
学校のホームページを見てからです。のどかな風景やかわいらしい小さな町に惹かれ、かつ比較的小規模な学校だということで、キラーニースクールオブイングリッシュに決めました。
学校はとてもよかったです。クラスは毎週編成が変わりました。私は毎週違う先生にあたり、それはとても嬉しかったです。逆に、在学中ずっと同じ先生にあたっていた子もいました。初めの３週間は、やはり夏休みを利用して来ていた学生（ほぼヨーロッパ出身。一番多かったのはスペイン人）が多く、広い講堂が完備された大きな建物の方に通っていました。その学生さんたちが帰っていったあとは、それより小さな建物の方に通いました。
クラスは大体３～１０人で構成されていて、授業は毎日プリントを配られました。語彙、文法、発音と、バランスよく勉強できる環境にあり、午前の授業が終わったあとも、先生に苦手なところや書いた英作文をみてもらうなど本当によくしていただきました。毎週金曜日には卒業生が卒業証書をみんなの前で受け取り、その後は、クラスごとに練習してきた歌やダンスを発表しました。
午後のアクティビティについて。現地に着いてからでも追加できるとのことだったので、初めの１週間だけ予約していきました。学校の友人と自転車でマックロスハウスや美しい滝を周るなど、アイルランドの自然を堪能できるメニューになっていました。しかし、私自身はもっと地元のアイリッシュたちとお喋りがしたかったので、残りの３週間は１人でどんどん探検に出かけていくことが多かったです。
帰りは、荷物がとても重くなってしまって困ったので、日本で買った長文の本２冊と、地球の歩き方アイルランド編を学校にもらってくれないかと持ちかけました。もし興味を持ってくれる学生さんがいたならその方に譲ってほしいと。職員の方は喜んでもらってくれました。 先生にも、職員の方にも、友人にも、本当に恵まれました。同じアイルランドに行くにも、あのときに、あの学校に行ったのとそうでなかったとでは、全然違っただろうな、と思います。
ホームステイ先の家族もとてもいい人たちでした。お母さん、お父さん、１６歳と１８歳の姉妹。私が午後の間毎日のように国立公園に出かけていることを知ったマザーは、毎週火曜日の夕方、彼女の友人たちと行くハイキングに連れていってくれました。お父さんは朝よくコーヒーを淹れてくれて、姉妹は町を案内してくれたり、おいしい夕食を作ってくれたりしました。
治安について。私が行ったキラーニーは、観光地として有名で、確かに観光客は多かったです。ですが事故や犯罪に巻き込まれるのを恐れてビクビク、なんてことは全くありませんでした。もちろん気は引き締めて生活していましたが、それでもキラーニーはとても安全な場所です。
地元のアイリッシュとのお喋りを楽しんだり、湖に面した桟橋の上でぼーっとするために、週末もよく国立公園へ赴きました。アイルランド語の本を読み、ノートに日記をつけ、素敵な時間を過ごすことができました。
困ったことは正直、ありませんでした。というより、アクシデントがあったときは、家族や友人、学校の先生に相談すると、みんな協力してくれました。高木さんも仰っていたように、語学力向上のためにも、まずは自分の力でやってみることが大事だと思いました。
良かったことは、なにより素敵な人と土地に出会えたこと。そして、また会おうと、たくさんの人と約束ができたことです。
実際に行ってみないと出会えない、知りようのない、わからない何かがあります。そしてその経験は決して忘れられない、素敵なものになると思います。
あとは、日本からのお土産について。私もかなり悩みましたが、持っていって喜んでもらえたのが、日本地図です。これなら１００円ショップで簡単に手に入りますし、日本語で地名も書いてあるのでうれしい。なにより、日本列島って美しい！！と喜ばれます。
ニチアイさんには本当に感謝しています。何もわからない私に、的確で丁寧なアドヴァイスを下さったこと。けれどだからといって何から何までやってしまうのではなく、初心者であっても本人のためを思っているのがわかる対応の仕方。ニチアイさんのことを知ったのがインターネットだっただけに不安もありましたが、またお世話になります！！と宣言しておきます。ひとまず、この度は、本当に、ありがとうございました。
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